コロナが終息したら見に行きたい!オーストラリアならではの動物たち

Crocodile(クロコダイル)

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ある夏の日、オーストラリアに住む3人の男性がノーザンテリトリーでキャンピングを楽しんでいました。バーベキューとお酒をたっぷり楽しんだ後、一人の男性が夏の蒸し暑さを回避するため、キャンピングしていたそばの川へ飛び込み、遊泳を楽しんでいました。

しばらくした後、大きな水しぶきの音を聞いた河原にいた男性2人が、川の中にいる男性の方向を見ました。日も落ち、暗くなっていたので持っていた懐中電灯で川の方角を照らすと河原の男性2人は一瞬言葉を失いました。大きな黒い物体が静かに川の中にそのボディのほとんどを沈めたまま、泳いでいる男性に少しずつ近づいていたのです。

河原の男性の一人が川へ向かって叫びました。「クロコダイルだ!」

しかし、泳いでいる男性はその声に気づいていません。河原の男性たちは、石や木片を使い、水叩いてバシャバシャと大きな音をたて始めました。大きな黒い物体、クロコダイルが音の鳴る方向へ振り向いたと同時に泳いでいた男性も友人の叫び声に気づき、慌てて川岸へ泳ぎ始めました。

しかし、その激しく泳いでいる音がクロコダイルの興味を再び引き寄せてしまったのです。男性が川岸に辿り着いたと同時にクロコダイルが川の中からジャンプアウトし、男性の左頭部へ噛み付きました。

噛み付かれた男性は、以前雑誌の記事で見かけた内容を思い出し、思いっきりクロコダイルの目に向かって何度も手を振りかざしました。そして、偶然男性の指がクロコダイルの目玉に突き刺さるとクロコダイルが噛み付いていた口を開けて離れた瞬間、奇跡的に逃げることができたのです。

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男性は、友人の運転で市内まで戻り、そこで緊急要請を受けて待機していた救急車で市内の大きな病院へ搬送され、緊急手術を受けました。あご下から頭部まで数十針縫う大怪我でしたが、奇跡的に命は助かりました。

その他、住宅街でクロコダイルに襲われる惨事も起こりました。激しい大雨が数日続いた後、久しぶりに青空が表れたある日、一人の男性が愛犬を連れて散歩に出かけました。街中の道路に大きな水たまりができていて、測道の溝も雨水で溢れていました。

しばらく歩いた後、犬のリードが強く引っ張られる感覚があり、男性が犬の方向を見るとそこには信じられない光景がありました。

クロコダイルが男性の犬の頭からかぶりつき、体の半分以上を飲み込んでいたのです。小柄なクロコダイルでしたが、その力は想像以上に強く、巻き込まれる事態を避けるため、男性はリードを離し、一目散に自宅に向かって走って逃げました。

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オーストラリア、特に北部の地方では、水があるところにはクロコダイルがいると思ったほうが懸命です。浅くても小柄なクロコダイルが隠れていることがよくあります。彼らは、音を立てず、静かに水の中を泳ぎながら獲物に近づきます。

時々、浜辺近くを泳ぐクロコダイルやビーチを歩くクロコダイルが目撃されます。しかし、野生のクロコダイルに会いに行こうと思わないでください。非常に危険です。ダーウィンやケアンズには、ベイビークロコダイルを抱いて撮影でき、また、肉の塊に噛み付くショーを開催しているパークがあります。ぜひ、こちらでクロコダイルの恐ろしく、力強い姿を楽しんでください。

Bat(バット)

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バット(コウモリ)のイメージと言えば、ヴァンパイアや洞窟に生息しているイメージを浮かべる人が多いでしょう。そのようなイメージを持つバットが、クイーンズランド州ケアンズ市街地に多く生息しているのです。

日中、市内中心部に植えられている木々の上で数百匹のバットが静かに昼寝をしています。そして、夕方になるとその数百匹のバットが一斉に群れをなし、大きな鳴き声を上げながら市内を飛び回ります。時には人間があるいている側を低空飛行することもあり、人々を驚かせます。人間を襲うことは滅多にありませんが、それでも鋭い爪のある翼が顔の近くを飛びすぎたら、恐ろしく感じますよね。

数百匹のバットの群れが夕刻の空模様に広がると、そのエリアは一瞬ダークな雰囲気になり、まるでヴァンパイアの映画のシーンをイメージさせます。野生のバットを観ても絶対に餌を与えないでください。彼らの鋭い歯で噛まれると人間の健康に大きな被害をもたらすウイルスで大変な事態になります。

オーストラリアの動物たちとスマートに触れ合いましょう

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オーストラリアには、可愛らしい、大人しい動物が多いとイメージしていたあなたには、少しショッキングな事実もお伝えしたことでしょう。但し、全てをネガティブに捉えないでください。世界中どこにでも触れ合いを楽しめる動物、近寄っては行けない危険な動物が生息しています。

小さな島国日本には、沢山の愛くるしい動物がいますよね。大きな島国オーストラリアにも、私達の想像を超える多くの種類の愛らしい動物が生息しています。コロナの事態が落ち着いたら、日常生活の忙しさや少し疲れた心と身体を癒しにオーストラリアの動物へ逢いに行ってみましょう。新しい出会いと発見が、あなたの生活に明るい光をもたらしてくれるかもしれませんよ。

オーストラリア特有の動物に出逢えるパーク

◆HARTLEY’S CROCODILE ADVENTURES(ハートレイズ)

https://www.crocodileadventures.com/

  • ロケーション: クイーンズランド州ケアンズ
  • 出逢える動物: クロコダイル、コアラ、スネーク、ウォンバット、カスワリ

◆AUSTRALIA ZOO(オーストラリア動物園)

https://www.australiazoo.com.au/wildlife/our-animals/

  • ロケーション: ニューサウスウエルズ州シドニー
  • 出逢える動物: クロコダイル、コアラ、スネーク、ウォンバット、ディンゴ、カンガルー、クックバラ

オーストラリアでは、食として好まれている動物もいます。その味を試してみたいあなた、「ブッシュフード」を取り扱っているレストランに行ってみましょう。

オーストラリア人が食として好む動物

ワラビー ・・・少し弾力が強い、ほとんど臭みはなし

カンガルー ・・・柔らかい食感、少し強い臭みがある

クロコダイル ・・・鶏肉に近い食感、臭みは全くなし

エミュー ・・・鶏肉と牛肉がコラボレーションしたような食感・カラー、臭みはなし

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