女子旅にオススメ!タイで非日常に出会える観光スポット10選

タイの女子旅にオススメの観光スポット①カオサンストリート(バンコク)

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世界の外国人旅行客数国別ランキングによると、タイは第9位で毎年3800万人もの観光客が海外から訪れています。また、国際観光収入国別ランキングでは第4位で、タイでは観光が国の重要な財源になっています。

観光立国であるタイでは、観光のための移動手段、宿泊施設、観光設備などが整備されていて、海外からの旅行者が安心して旅を楽しめる環境が整っています。

世界の外国人旅行客数 国別ランキング・推移(国連)– Global Note
https://www.globalnote.jp/post-3608.html

世界の国際観光収入 国別ランキング・推移 – Global Note
https://www.globalnote.jp/post-1543.html

データが示すように、観光資源開発が進んだタイの各地には世界中から観光客が訪れていますが、中でも首都のバンコクは世界ナンバーワンの人気です。米クレジットカード大手マスターカードが毎年発表する「世界渡航先ランキング」によると、バンコクは、外国人訪問者が多い世界都市ランキングで4年連続1位に選ばれています。

マスターカード幹部は上位に選ばれた都市に共通している点について「旅行者の心と財布を捉える方法を理解しているところ」と指摘しています。

外国人訪問者数が多い世界都市ランキング2019、トップ3はアジア勢が独占、東京はアジアで10位に ―ユーロモニター調査 | トラベルボイス (travelvoice.jp)
https://www.travelvoice.jp/20191218-143272

旅行者の心を捉えるタイの魅力の一つに、普段の生活では目にしない、非日常の世界に浸れることが挙げられます。そして、その代表的な場所がバンコクのカオサンストリートです。

安く泊まれるゲストハウスが多く集まるこのエリアに、世界中のバックパッカーが集い、旅行者目当ての飲食店や、カフェそしてクラブなどが所狭しと立ち並び、タイで最もディープな無国籍地帯となっています。

ディープと言っても遊び方や時間帯を選べば大きな危険はありません。おしゃれなカフェ、世界各国料理、可愛らしいお土産、タイ式マッサージなどが、他よりも安い若者価格で手軽に楽しめるお得なエリアでもあります。

しかし、カオサンは、なんでもありのタイを代表するような場所、何度も通うといろいろなことを目にします。通りすがりざまにいきなり男性の太ももを掴むニューハーフ、日本人女性をナンパする男たち、吐瀉物と一緒に道端でうつ伏せに固まる若者…。

カオサンからは、島や観光地に向かうミニバスも多く発着しているため、個人旅行者やバックパッカーの旅の起点となります。以前、島からの夜行バスが早朝にカオサンに到着したときに目にした光景が忘れられません。

二人のニューハーフが路上で寝転がって無言で静かに殴り合っていた光景です。二人はしばらくごろごろと、あちこち地面を転がっていましたが、そのうちゴン、ゴンと鈍い音が響き始めました。一人が馬乗りなってもう一人の頭を地面に打ち付けはじめたのです。重い音が数回響いたとき、近くにいた警備員がニューハーフの頭の下に自分の手を差し出しました。これくらいにしておけよ、これ以上はダメだ、とこちらも無言で止めに入ったようでした。始まりも結末も理由も何も分からないニューハーフの無声の喧嘩、今でも年に数回思い出す光景です。

こんな危険な光景もある場所です。そこにはくれぐれも注意してくださいね!

タイの女子旅にオススメの観光スポット②ウイークエンドマーケット(バンコク)

チャトゥチャックウィークエンドマーケットは、タイ最大のマーケットで東京ドームが2つすっぽりはいってしまう巨大な空間に、1万5千もの店舗がひしめきあっています。土日のみの営業ですが、買い物客は毎週20万~30万人にのぼり、海外からの旅行客も多く訪れます。

マーケットと言えば生鮮食品のイメージがありますが、ここでは衣類、雑貨からアクセサリー、インテリアそしてアンティークに陶器や民芸品まで女子旅に嬉しいアイテムが何でも揃います。スパ用品やキャンドル、少数民族の民芸品やタイ雑貨など、バンコク市内のお土産物屋さんで売られているグッズはほとんど手に入るし、値段もかなり安めです。

また、ペット用品、古着、本といった地元の人に向けた商品もたくさんあり、タイ人の家族、友人、恋人同士が連れ立って、屋台で買い食いなどしながら、のんびりと買い物を楽しんでいます。

個性的で楽しく多様な商品が安く手に入るチャトゥチャックウィークエンドマーケットは、まさに旅行者の心と財布を掴む観光スポットです。

タイの女子旅にオススメの観光スポット③チャオプラヤー川(バンコク)

かつてはメナム河とも呼ばれたチャオプラヤーは、タイを南北に走る交通の大動脈として古くから重要な役割を果たしてきた大河です。王室と縁の深いいくつもの寺院がチャオプラヤー川沿いに建てられ、バンコクという街がこの川を中心に築かれていったことが分かります。

ずっと昔から現代に至るまで、チャオプラヤーはバンコク市民の心の拠り所であり、人々の暮らしや信仰心を数百年に亘って綿々と守り続けてきました。海外からの観光客がチャオプラヤー川に強く惹かれるのは、王宮、寺院、南国の陽光といったタイに期待する風景がここに全て揃っているからかもしれません。

チャオプラヤー川をじっくり楽しむためにはいくつかの方法があります。ディナークルーズでは南国の風を浴びながら、美味しい料理や美しくライトアップされた川岸の建造物が楽しめます。

ディナークルーズ | バンコクの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)
https://www.veltra.com/jp/asia/thailand/bangkok/ctg/1852:Dinner_Cruises/

沈みゆく夕日に輝く河面を眺めながら、リバーサイドレストランでタイ料理を食べるひとときは、タイ旅行で忘れられないひとコマとなるでしょう。なかでも下記の3つのレストランは味も雰囲気も景色も抜群で、地元の人からも人気のグルメスポットです。

Mango Tree on the river(タイ料理)(7) Mango Tree Restaurant | Facebook
https://m.facebook.com/MangoTreeOnTheRiverYodpiman/

The Deck(タイ料理)Arun Residence | The deck,Amorosa,riverside,Wat Arun
http://www.arunresidence.com/

Ciao Terrazza(イタリアン)Ciao Terrazza – Italian Cuisine On The Chao Phraya River | Mandarin Oriental, Bangkok
https://www.mandarinoriental.com/bangkok/chao-phraya-river/fine-dining/restaurants/italian-cuisine/ciao-terrazza

チャオプラヤー川を堪能する一番のオススメの方法は、チャオプラヤー・エクスプレスという高速ボートに乗って、ワット・アルン(暁の寺)を訪れる方法です。ボートは終日運行しているので、観光の合間の都合の良い時間を選んで利用することが可能です。料金は10~20バーツと格安、カオサン、ワットプラケオ、タマサート大学の近くにもボート乗り場があるので観光スケジュールにも組みこみやすいですよね。

チャオプラヤー・エクスプレスはタイ市民が利用する交通手段なので、これを利用すれば、タイの人々の生活を身近に観察することができます。しかも、市バスのようにルートが複雑ではないので、快適に手軽に利用できます。

チャオプラヤー・エクスプレス – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/チャオプラヤー・エクスプレス

ワット・アルンは三島由紀夫の「暁の寺」に描かれ、日本人には特に有名な王室縁の寺院です。大仏塔の表面には陶器の破片が複雑なモザイク模様にはめ込まれていて、陽光を浴びるとキラキラと輝きます。大仏塔に登るとチャオプラヤー川の向こう側に広がるバンコクの町並みが一望できて圧巻です。

タイの女子旅にオススメの観光スポット④世界遺産古都アユタヤ

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アユタヤは1351年~1767年までアユタヤ王朝の首都として栄えた街で、1991年に世界遺産に登録されています。度重なるビルマからの攻撃でアユタヤ王朝が滅ぶと、バンコクのトンブリー王朝、チャックリ-王朝がタイの統一王朝として続きます。

アユタヤの街はチャオプラヤー川とその支流が城下町を守るお堀の役目をしていて、バンコクの町の造りによく似ています。でも町の規模はバンコクほど大きくないので、レンタサイクルでの観光にちょうど良いかもしれません。

アユタヤはまた、日本人とも深い関わりがあります。戦国時代から江戸時代にかけて、アユタヤは国際的な交易都市として栄え、ポルトガル、イギリス、フランス、ベトナム、マレーシア、中国、日本など40以上の国から商人が訪れていました。王は外国人に居住区の設置を許し、日本人町も築かれました。

この日本人町に、江戸時代初期にやってきたのが山田長政という武家階級の侍です。山田長政は傭兵としてアユタヤ王に重用され、ナンバースリーの地位にまで上り詰めます。長政の指揮する日本人傭兵は勇敢で戦いにめっぽう強く、ビルマとの戦闘でも連戦連勝でした。傭兵の強さや朱印船貿易のおかげでアユタヤの日本人町は栄え、いっときは1500~5000人もの日本人が暮らしたと言います。

しかし、山田長政は王位継承問題に巻き込まれ、毒殺されてしまいます。やがて鎖国で朱印船貿易も終末を迎え、利用価値を失い邪魔になった日本人は町ごと焼き払われ、日本人町は消滅してしまいました。

異国の血で、しかも王宮という権謀術数が渦巻く伏魔殿で出世し、高い位まで上り詰めたのだから、山田長政という人物はそれなりの人物だったのでしょう。それでも、地位を維持し生存し続けるということは難しかった。

観光で訪れるぶんには優しい微笑みでもてなしてくれるタイの人々も、一緒に働いて利害が衝突すればかなりいびつな手段で攻撃をしかけてくると、かつて聞いたことがあります。古今東西、人間社会とは過酷で複雑なもののようです。

日本人町の遺構には博物館が建てられ、当時のアユタヤの街や外国人居住区の様子について知ることができます。またここでは、当時の日本人町の様子を再現したバーチャルリアリティーの映像を見ることができます。

タイの女子旅にオススメの観光スポット⑤北部山岳地帯の古都チェンマイ

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チェンマイは1296年にラーンナータイ王国の首都として築かれました。チャオプラヤー川に繋がるビン川のほとりに建てられたのは、タイ湾から水路で繋がる海外との交易を王朝の財源にするためでした。

チェンマイはアユタヤとほぼ同じ時期に興亡していて、ビルマの攻撃を受け衰退しましたが、その後バンコクに起こったチェクリー王朝の後援のもとで都が再興されました。

アユタヤは滅亡して再興されなかったため、歴史的建造物が手つかずで残り、世界遺産に登録されました。チェンマイは再興され当時の面影をそのまま残す建造物はアユタヤほど多くはありません。でも、13世紀から綿々と繋がる人々の暮らしの中に、歴史や文化・伝統が色濃く残りっています。

チェンマイはには100以上もあると言われる寺院や歴史・民族に関わる博物館など観光スポットも多くありますが、一番のオススメは旧市街の町並みをぶらぶらと散歩することです。

ここでは大小の寺院が人々の暮らしの中に溶け込んでいます。代々この地に暮らす人々はとても信心深く、日々の生活を通して徳を積もうと心がけています。チェンマイの旧市街では、家の門の脇に水を入れた壺が置かれているのをよく目にします。ここを通る人がいつでも喉を潤すことができるようにといった心配りです。これも、地元の人の厚い信仰心の現れです。

チェンマイの旧市街の街歩きが楽しいのは、古くからこの地に住み続けてきた人々が、何代にも亘って自分たちの居住空間を美しく、快適に保ち続けているからかもしれません。

タイの女子旅にオススメの観光スポット⑥ホアヒンビーチ