旅行での長時間のフライトや車移動による、溜まった疲れを解消する方法6選

旅行は楽しい!けれどとても疲れてしまう…

旅行中は、市内観光やショッピング、史跡巡りなどあらゆる場所をあちらこちら歩き回ることが多いです。ましてや観光地では、坂道や石段、階段などを昇り降りすることもあるので、さらに足腰に負担がかかってしまうことも多々あります。

個人差がありますが、1日中観光していると、1万歩以上歩いていたというケースも珍しくありません。つまり、旅行中は普段の日常生活に比べて、ずっと歩く機会が多いのです。また、普段はあまり使わない筋肉を使うという場面もあります。そのため、普段たくさん歩いたり、運動をする習慣がない人は、旅行から多大な疲労感を感じてしまうのです。リフレッシュや休暇で旅行へ出かけたにも関わらず、帰宅時にはあまりにもの疲労感でぐったりしてしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし、そのような疲労感は事前に防ぐこともできますし、旅行後のアフターケアにより、回復のスピードもぐっと上がるのです。旅行後は、仕事や家事など日常の生活にすぐ戻らなくてはならないという方がほとんどだと思います。早めのケアで、旅行の疲れをできるだけ早く解消して、日常生活に戻ってみてはいかがでしょうか?

飛行機内での運動

むくみやエコノミークラス症候群に注意!

目的地にたどり着く前の一つの試練としては、長時間の飛行機、があげられますよね。特にヨーロッパやアメリカは、12-15時間は当たり前。トランジットの疲れもあります。

飛行機で気をつけないといけないのが、エコノミークラス症候群です!数年前から重大な病気の一つとしてあがるようになりましたが、長時間同じ姿勢でいると足が圧迫され、血流が悪くなり血栓ができやすくなってしまうというもの。そして、できた小さな血栓が肺の静脈を詰まらせてしまうことで発症してしまうと言われている怖い病気です。結果として、呼吸困難をおこしてしまったり、最悪の場合失神をおこしてしまうことも!あなどれません。

また、水分不足やアルコールなどの利尿作用が高いものも大きな原因の一つ。運動をしっかりととることと水分を摂取することを常に心がけましょう。

機内を歩き回る

エコノミークラス症候群を防ぐためにも、数時間に一回はできるだけ席から立ち、歩き回るようにしましょう。その簡単な作業だけでも非常に効果があります。また、簡単なストレッチも大事ですね。全身、特に脚の血液の循環を良好にするマッサージが有効で、血栓ができるのも予防してくれます。

また、マッサージが億劫だなという人には、着圧のストッキングの着用もおすすめ。履くだけで、ふくらはぎを中心に心地よい圧力をかけてくれるので、無理なく予防ができます。

エコノミークラス症候群は、座っている時には気づかないのですが、立ち上がった時に、できた血栓が肺などに回ってしまうという怖いもの。「自分は旅慣れているし、大丈夫!」と思わずにしっかりと予防するようにしましょう。

水分をしっかりととる

エコノミークラス症候群を予防するため、そして疲れをとるためにも水分補給を欠かさないようにしましょう。飛行機の中は乾燥しきっています。知らぬ間に体からどんどん水分が失われていることもあります。また、アルコールをとることも、水分を失う原因になってしまうので要注意。血栓ができやすい環境をあえて作ってしまいます。

飲料としては、イオン系飲料水が水以上におすすめだという実験結果もでています。イオン飲料は、今ではコンビニでも手軽に手に入りますので、飛行機に持ち込み可能な飲料を販売している場所で、イオン系飲料を手に入れておきましょう。

旅行での疲れを取るストレッチ・マッサージ

次に、目的地についてからの疲労回復方法をご紹介していきましょう!

足の疲れを解消するストレッチ&マッサージ

旅行中、長時間歩いたり、立ちっぱなしだったりすると、足の裏がじんじんしたり、ふくらはぎがどうしてもパンパンになってしまいます。そこで、誰にでも簡単にできる、足の疲れを取るストレッチやマッサージをご紹介します。フットマッサージや、簡単なストレッチを行うだけで、足の疲れは解消できます。下記をぜひ参考にしてみて下さい。

■アキレス腱のばし■

まず壁に手をついて立ち、片足を後ろに下げます。 そのまま、壁を押すように力を入れながら、前足の膝を曲げ、後ろ足のアキレス腱を伸ばします。 片足5回ずつ行えば、足のだるさも楽になります。

■足首回し■

足首を持って、ぐるぐる回すだけです。旅行先のホテルや帰宅後の自宅、飛行機の中などでも簡単にできます。椅子に深く腰掛け、足を上げて足首回しを行うだけでも、 充分な効果があります。

■足裏湿布■

マッサージ後の「足裏湿布」をおすすめします。セルフマッサージやストレッチの後は、足の裏に冷湿布を貼って寝ましょう。むくみ対策にも効果的です。またリラックス効果もあります。朝目覚めたときには、足の疲れもだいぶとれ、すっきりしているはずです。旅行中や旅行後にお試しください。

睡眠は、パンパンの脚を元に戻してから!

たくさん歩き回って、気がつけばクタクタ…今すぐにでも寝たい!という思いにかられます。ですが、そのまま寝てしまうと、むくみや脚のだるさを翌日に持ち越してしまうんです!それでは、せっかくの旅行計画が実行できず台無しですよね。今日のむくみは、今日のうちにしっかりと取り除いておきましょう。

簡単な方法としては、床に仰向けに寝て脚を上にまっすぐのばす方法です。

脚を支えるのが難しい人は、壁に脚をつけて支えているのもよいでしょう。脚を心臓より高い位置に置いて、血液の流れを逆にします。5-10分ほどこの姿勢をとるだけでも、とっても爽快です。もし可能であれば、片方の脚でふくらはぎをポンポンと軽く叩いてマッサージもしてみましょう。

次に、足の裏をしっかりと解す方法。

足の裏のツボをしっかりと刺激することでそれだけでも少し足が楽になるのを感じます。また、手でげんこつを作り、指の根元のゴツゴツした場所を使って、全体をこするのもいい刺激になります。滞っていた血流が良好に流れ出すのです。また、足の指をぎゅっとつかんで離すというマッサージもいいですよ!

そして、ふくらはぎを下から上にむかってしっかりとマッサージしましょう。特にお風呂に入っている時のマッサージは、筋肉が温められ動きやすくなるので高い効果が期待できます。

どれも10-20分で完了する簡単なマッサージです。気負わずゆっくりのんびりとほぐしていきましょう!

肩こりを解消するストレッチ&マッサージ

慢性的な肩こりに悩んでいる方も多い方かと思いますが、旅行中に肩こりに悩むかたもいるかと思います。というのも、旅行中は、どうしても普段持ち歩かないような大きな重たい荷物を、自分自身で運ばなくてはいけないという場面もあり、旅行に肩こりはつきものです。

肩は体のパーツの中でも、特に疲労感を感じやすい部分なので、入念にセルフマッサージを行うことをすすめします。下記のマッサージやストレッチをぜひ参考にしてみて下さい。

■肩すぼめストレッチ■

まず、ゆっくりと肩をすぼめるように上げていきます。肩が十分に上がったら息を吐きながら力を抜いて、ストンと肩を落とします。この肩の上げ下げを10回おこないましょう。

■肩甲骨ストレッチ■

両手を後ろで組み、息を吸いながら、胸を開いて肩甲骨を寄せます。次に、息を吐きながら上体をそらせ、前に倒してそのまま10秒静止して下さい。最後に、息を吸いながらゆっくり上体を起こします。

■肩甲骨ほぐし■

「肩甲骨ほぐし」も疲労解消に効果的です。まずは両腕を天井に突き上げます。その状態から肩をおろしていきます。おろした状態で10秒ほどキープしてください。これを10セットほど行うと効果的です。お試し下さい。