フィリピンの治安は大丈夫?旅行に行く際の必需品や注意点

フィリピンってどんな国?治安は大丈夫?

フィリピン旅行を計画している方で、フィリピンの治安について心配されている人も多いのではないでしょうか?こちらでは、フィリピンがどういう国なのかをご紹介し、治安についても説明していきます。フィリピン旅行を計画されている方は、ぜひチェックしてみて下さい。

フィリピンってどんな国?

日本から直行便で約4時間、時差1時間、かつ年間通しての温かい気候が、日本人にとっては観光しやすい国でもあるため、旅行先として年々人気が高まっています。また、気軽に行けるため、2泊3日などの週末を利用して観光を楽しむ方もいるほどです。

そんなフィリピンですが、人口約1億98万人、国土が日本の約8割、7,109の島々から成ります。美しい自然が多くの人々を惹きつけ、ビーチリゾートとしても高い人気があります。また、ASEAN唯一のキリスト教国でもあるため、街中ではよく教会がみられます。16世紀ごろフィリピンはスペインの植民地であったため、中世のヨーロッパの街並みが残る場所もあり、異国な雰囲気を楽しむこともできます。

治安は大丈夫?

フィリピン旅行を計画している方で、「治安は大丈夫なの?」と心配される人も多いかと思います。特に、首都のマニラは非常に治安の悪いエリアとも言われています。スリや強盗事件、睡眠薬を使った暴行事件など、犯罪が多発しているのが現状です。

フィリピンに関わらず、どの国でも首都は人口が多いので、犯罪発生率が高いのも事実ですが、首都マニラでも様々な種類の犯罪が起きています。また、リゾート地として有名なセブ島についても、残念ながらビーチを離れると危険な地域が存在します。情報収集をしっかりし、危険な場所には近づかないことが賢明です。

そして、テロの脅威も懸念の1つです。というのも、2017年5月に起きた、フィリピン南部のミンダナオ島でのテロ事件は、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

ISに忠誠を誓うアブ・サヤフ幹部イスニロン・ハピロンが潜伏しているという情報から、フィリピン政府軍が身柄確保に向かったところ、イスラム過激派マウテ・グループと銃撃戦になり、民間人を含む100人以上の人々が死亡しています。今となっては、事態は沈静化しましたが、フィリピンでは今もなお、テロの心配をする声が多く上がっています。しかし、それと同時に、フィリピン国内の警部が強化されているのも事実です。

過剰な心配は必要ありませんが、観光中は身の回りの安全を意識し、貴重品の管理や夜間の行動は控えるように心がけましょう。また、もしものためにも、一人での行動は避ける方が無難です。

危ない場所に行かなければ問題はありませんが、もしフィリピンに行く場合には、必ず自分で最新の情報を確認することが重要です。自分でできることを事前にしっかり行い、リスクを軽減しましょう。

フィリピンで安全に過ごすためには?

フィリピンでは治安が悪い場所もある、観光地では特にスリや強盗なども心配。とはいえせっかく海外旅行に来たんだから観光もショッピングもしっかり楽しみたいですよね。

フィリピン旅行で事故やトラブルなく安全に過ごすことができるよう絶対に守っていただきたい安全対策をまとめてみました。

安全対策①:小さめの移動用バッグを

フィリピン旅行でよく聞かれるトラブルのひとつは、観光地や交通機関内でのスリやひったくりです。安心して観光や移動ができるよう移動用のバッグはできるだけ小さいものを。バッグの口は必ずチャックなどで閉められるものをご用意ください。

ひったくりに合わないように肩にかけたり腰で止めることができる形のものがあればより安心です。リュックタイプのバッグを持たれている方は身体の前にかけるようにしてください。また、財布や携帯などの貴重品はバッグの中のポケットの中などできるだけ見えにくくなるようなところに入れてください。

安全対策②:財布は2つに分ける

ショッピングに出られる時は少し多めのお金を持って出られることもあるかもしれません。観光地やショッピングモールでは特に海外からの旅行客がスリのターゲットに狙われることが多く、ショッピング中に財布から気づいたら中身だけ盗まれていた・・・!なんてゆう話もよく聞きます。

ショッピング中に使う大きなお金を入れておく財布、交通機関や少し飲み物を買ったりする際に使う小さいお金を入れておく頻繁に出し入れする財布、を分けて使われることをおすすめします。

安全対策③:派手なアクセサリーは控える

せっかく海外旅行に来たんだからおしゃれをしたい!おしゃれしてたくさん写真を撮りたい!と思われるかもしれませんが、派手なおしゃれをしすぎるのは要注意です。

観光地として発展しているフィリピンですが海外の中でも日本に比べればまだまだ経済発展途中の国です。高価に見えるアクセサリーや時計は目立ってしまい狙われる元になります。おしゃれをしたい気持ちは少しだけ抑えていただいて、安全に楽しむことを重視してください。フィリピンで観光地へ行く際はできるだけ派手すぎない服装を心がけましょう。

安全対策④:遅い時間に出歩かない

フィリピンは日本より治安が良くない、とはいえ旅行中に事故やトラブルに巻き込まれている人は遅い時間や危ない場所に出歩かれていることがほとんどです。安全な場所で最低限の安全対策をして行動するとトラブルに巻き込まれることはほぼありません。

  • 夜遅い時間に出歩かない
  • 危ないと言われている場所には行かない。

この2つを絶対に守ってください。

遅い時間になるとお酒が大好きな現地の人たちに飲みに誘われることもあるかと思います。せっかく海外旅行に来たんだから現地の人と話してみたり海外の友達がほしいと思われるかもしれませんがトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。安全を守るために、お断りするようにしてください。

安全対策⑤:お水、屋台ご飯に注意!

年々海外からの観光客が増えていることもあり、観光客向けのレストランが増えていたり衛生状況も年々改善されています。とはいえ日本のように水道水を飲めるほどの衛生状況ではありません。フィリピン旅行中にお腹を壊してしまう1番の原因は日本人のお腹に慣れない海外の水だと言われています。

基本的にペットボトルのお水を飲んでいただければ問題ありませんが、ローカルの屋台やレストランでは飲み物の氷やスムージーの氷に水道水が使われていることも珍しくありません。定員さんに氷に水道水が使われていないかどうか確認してみると安心して口にできそうですね。

また夕方になると道端にたくさんの屋台のお店が出ています。とっても美味しそうに見えますが道端の屋台の衛生状況は良くありません。海外旅行中にお腹を壊したくなければ、できるだけ避けてください。

フィリピンに旅行に行く際の必需品

必需品①:日焼け対策グッズ

フィリピンは熱帯性気候なので1年中暖かい気候です。そのため、陽射しも強く、『日焼け対策グッズ』は、フィリピン旅行では必需品です。現地でも調達できますが、日焼け対策の基本として、「日焼け止め」、「帽子」、「サングラス」の持参は必須です。

これらのアイテムは、現地でも調達できますが、やはり使い慣れた物や日本製の方が安心という人も多いので、できれば日本からの持参をおすすめします。少しでも快適に旅行を楽しむためにも、日本から忘れずに持っていきましょう。

必需品②:虫よけ対策グッズ

続いての必需品は『虫よけ対策グッズ』です。というのもフィリピンでは、蚊に刺されからデング熱を発症する恐れがあるからです。デング熱を発症してしまえば、せっかくの旅行も楽しめませんし、抵抗力が弱っていると最悪命の危険性も高まります。また、観光を楽しめないだけではなく、帰国後すぐに仕事や日常生活に復帰できないという可能性もあります。

最悪の自体を避けるためにも、「虫よけスプレー」や「虫刺されクリーム」などは必ず持っていきましょう。虫よけスプレーなどを頻繁に使用し、できるだけ蚊にさされないように予防して下さい。日本と違い、フィリピンでの蚊に刺されは、一大事なのです。

必需品③:パスポート&往復航空券

フィリピンだけではなく、海外に行く際には必ず必要な『パスポート』。フィリピンへの旅行の際に必ず確認してほしいのは、パスポートの「有効残存期間が6ヶ月以上」残っていることです。残存期間が6か月残っていない場合は、渡航しても入国できないので、事前に確認して下さい。もしも残存期間が足りない場合は、できるだけ早くパスポートを更新しましょう。

また、フィリピンでは、21日以内の一時的な滞在の場合は、必ず『帰路の航空券』も事前に購入しておく必要があります。他国へ渡航する場合は、それに必要な航空券が必要です。渡航したのに入国できなかったという事態を避けるために、事前に確認と準備をしっかり行いましょう。

必需品④:雨具

前述した通り、フィリピンは年間を通して温かい国ですが、6月から10月は雨期に入り、一時的に強い雨が降るスコールがあります。勢いのある雨が一瞬にして降ってきます。そのため、雨季にフィリピン旅行を計画している場合は、『雨具』が必要です。といっても、一日中雨が降っているわけではないので、コンパクトにしまえる「レインコート」や「折りたたみ傘」を用意することをおすすめします。持ち歩きにも便利です。

また、カメラやスマートフォンなど雨に弱いものは、防水性のバッグやケースにしまうなどして、雨による破損を防ぎましょう。タオルやビニール袋も用意しておくと、さらに良いでしょう。

必需品⑤:冷房対策

フィリピンは、一年中暑い気候のため、デパートや空港などの室内では、冷房がしっかりと効いています。そのため、寒く感じる場合があります。それゆえに、外は暑いとえども「冷房対策」が必要になります。室内でも快適に過ごせるように、長袖の織物やひざ掛けなどを準備しておくことをおすすめします。

フィリピンに旅行に行く際の注意点

注意点①:気候

フィリピン旅行に行く際には、事前に現地の天気や気候について調べることをおすすめします。というのも、既にご紹介しましたが、フィリピンは1年中暖かい気候ですが、6月から10月は雨季のため、スコールが頻繁にあり、湿度が高くムシ暑くなります。そのため、事前に天候を確認し、雨が少ない日にビーチへ行くなど、現地でどのように観光するか計画を立てることが必要になります。出発直前も到着してからも、こまめに天気予報をチェックしましょう。

注意点②:飲食