どうやって決めたら良い?失敗しない旅行計画の立て方

なぜか旅行の計画は失敗してしまいがちに

国内海外に関わらず、旅行の計画段階ってとってもわくわくしますよね。友達と、家族と、あるいは一人で、あれを見に行こう、それを食べて、あれも買わなくちゃ!と計画を立てるのはとっても楽しい時間。

けれども、実際現地に到着してみると、話題のお店は実は予約必須で入れなかったり、入店待ちの行列がものすご~く長くて、でもあきらめることもできず、結局時間をひたすら浪費してしまったり… あるいは、慣れない旅行先で迷子になってしまい、ひたすら街をぐるぐる歩き回る羽目に… 結局、計画の半分も周りきれなかった!なんて経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

個人での旅行は、全てが最初から分刻みで決められているパッケージツアーなどとは違い、全てが自由な反面、計画を立て始める段階から当日の行動まで、とにかく全てを自分でコントロールしなければなりません。そのため、少しでも計画が甘いと、一つつまずくだけで、その後の予定も全てパーになってしまうなんて恐ろしいこともあり得ます。

せっかくの楽しい旅行、無駄なく効率的に目的地を巡って、後悔のないものにしたいですよね。では、一体どうすれば、予定通りに旅行のスケジュールを進めることができるのでしょうか?

失敗しない旅行計画の立て方とは

気のおもむくままに、その日の気分で行く先や行動を決める旅行も、それはそれで楽しいものです。時には何にもしないで、ホテルのプールで一日読書… あるいはビーチの木陰でのんびりお昼寝… お金も時間もあり余っていればそんな旅行の過ごし方も贅沢で素敵ですよね。

けれど、働いていたり家庭を持っている大人の場合、大抵はどうしても、限られたお休みの中で効率よく目的地を巡ることが、充実した旅行の最重要ミッションになってくることが多いかと思います。チケットを買うための行列に並んで、ただただ時間を無駄にしたり、道に迷って同じ場所を何度も行き来したり、なんてことは避けたいものです。

では具体的に一体どうすれば、スムーズで無駄のない、効率的な旅行にすることができるのでしょうか?旅行計画の立て方から見て行きたいと思います。

まずは、旅の目的を明確にしましょう!

まず第一にすべきことは、その旅行のメインテーマを決めることです。人によって旅行の仕方は実に千差万別。観光メインなのか、様々なアクティビティにどんどん挑戦したいのか。グルメにフォーカスした旅行にするのか、それとも高級ホテルでひたすらリラックスしたいのか。一人旅でも、二人以上の旅行でも、これはまず必ず最初に決めておくべきこと。

特に人数の多いグループ旅行の場合、このプロセスが一番肝心と言っても過言ではないでしょう。なぜなら、これによって旅行そのものに対する予算のかけ方、何に比重をおくのかが大きく変わってくるからです。

ホテルは安く済ませて観光やグルメにお金を使いたい人もいれば、ホテルは最低限4つ星!便利で清潔なところじゃなければイヤ!という方もいるでしょう。観光地巡りはそこそこにして、ローカルグルメをとことん食べ尽くしたい!素敵なホテルでのんびりくつろいで、エステやアフタヌーンティーを優雅に楽しみたい!

仲間内でこれが定まらないと、あとあと大きな悲劇が襲うことになるでしょう… ヘタをすると、旅行計画そのものが中止になってしまうほどのインパクトを持つ、大切な段階です。

もちろん一人旅でも、このプロセスはとっても大事。到着してから、あれもしたいこれもしたいで、リサーチを始めるのではちょっと遅いかも。特に海外の場合は、曜日によってはお店や観光地がお休みだったり、午後は完全に閉まってしまったり、なんてこともざら。事前の調査が必要不可欠なのです!

次からは、そんな悲劇を防ぐための、とっておきの旅行計画の立て方をご紹介致します!

必殺!ふせんを使った賢い旅行計画の立て方!

大まかな旅行のテーマが決まったら、次は具体的に、現地での動き方を決めていきます。おすすめの計画の立て方ですが、用意するのは、小さなふせんとノート。そしてペンを準備してください。

ノートは手のひらサイズのメモ帳程度で大丈夫です。できれば現地に持っていけるような、手軽なサイズを選ぶと良いでしょう。

まず、ふせんにどんどん片っぱしから、行きたい観光スポットやお店、食べたいもの、したいアクティビティなどを書き出していきます。ガイドブックやインターネットを見ながら、心のおもむくままに興味のあることをどんどん書いていきましょう。

この段階では、ちょっと無理かなあ、と思うような場所、こと、モノ、とにかく全部書き出してください。

次に、今度は地図を見ながら、さきほど書き出したふせんを、大体で良いので、大まかなロケーションごとにグループ分けしていきます。この時の分け方ですが、あまりにもエリアがバラけてしまっている場合は、地下鉄やバスで回れるルートを意識すると良いでしょう。

そして今度は、ノートに、あなたの旅行する日付を1ページにつき、1日ずつ書き入れます。そして、先ほど仕分けたエリアごとのふせんを、それぞれの日付のページに貼っていきます。この時も、現地到着時間やホテルのチェックイン時間などを考慮して周るルート順に、日付の中で効率の良い回り方を意識して貼っていきましょう。そしてこの時、当日の到着時間や現地出発時間も含め、大体のタイムスケジュールの書き込んでおくと、当日の行動時間の目安になります。

そして最後に、どうしても余ってしまうふせんが出てきてしまうかと思います。それらは、本命のスポットが突然の休業や何らかの理由でNGになった時のプランBとしてとっておきましょう。また、ふせんが多すぎてとても回りきれなそう、非現実的なスケジュールになってしまう…といった場合には、一日のうちでの優先順位を見極めて。ここは今しか食べられない限定品があるから絶対行きたい、ここは次回の旅行の時でもいいか…というように、どんどん計画を研ぎ澄ませていきましょう。

やりすぎ?というくらい、現地についてリサーチをする!

ふせんを使った旅行計画の立て方、いかがでしょうか?お気づきかもしれませんが、重要なのは現地のそれぞれの観光スポットのロケーションと、アクセス方法を事前にきっちり抑えることです。場所によっては現地に着いてから、地下鉄が工事中で止まっていた!バス会社のストライキが始まってしまった!等の不慮のトラブルは避けられないかもしれませんが、現地でどのように移動をするのかを事前に決めておくことは、旅行計画を立てる際には非常に重要なポイントです。

特に方向オンチさんは、グーグルマップのストリートビューなどを使って、事前にシミュレーションしておくくらいでちょうど良いかもしれません。駅の出口や、曲がり角のお店をチェックしておけば、現地で迷子になる確率はだいぶ避けられるはずです。また、チケットの買い方、改札の通り方など、今は調べれば簡単にインターネットで情報を得ることができますので、現地で時間を無駄にしないためにも、一度事前にリサーチしておくことをお勧めします。

また、台湾や韓国のように、タクシーがお安い国ではあまり気にする必要はないかもしれませんが、特にヨーロッパなどでは、地下鉄やバスをいかにうまく使いこなすかがポイントです。

東京のように時間通り、次々と電車が来るわけではなく、一本逃すと次は一体いつ来るのか…?といった国の方が多いのは皆さんもご存知の通り。日本国内でも、地方になると、電車は30分に一本、バスも数えるほど、というケースがありますから油断は大敵。地元の人たちはもちろんのんびり待ちますが、時間の限られた観光客にとって、無駄な待ち時間ほど痛いことはないですよね。

もちろん、そんなプチトラブルも、あとから振り返れば、笑える良い思い出になることに違いはないのですが、できれば避けるに越したことはないですよね。

また、場合によっては事前に旅行代理店などを通してパスやチケットを入手しておいた方がおトクなケースもあります。これもインターネットや旅行サイトで入念にチェックすべき情報の一つですね。特に海外の場合、慣れない現地の言葉で、高価なチケットを購入するのは勇気のいること。間違った日付のものを買ってしまった、座席のクラスがよくわからない、といったトラブルを避けるためにも、事前にネットで買っておけば安心です。

とにかく、無駄のない旅行のためには、やりすぎ?と思うくらいに、事前のリサーチをじっくりと行って、綿密な計画を立てるのが正解なのです。

旅行の計画はいつから立て始めるべき?

チケットやツアーを事前に手配するのもアリ

さて、旅行計画はいつ頃から立て始めるのが良いのでしょうか?もちろん、旅行先にもよるでしょうし、急にお休みが取れた、急に決まった!等、さまざまなシチュエーションがあるでしょうが、少なくとも出発の一週間前にはリサーチしておきたいところ。早ければ2~3週間前だと、だいぶ余裕をもって計画を立てることができるでしょう。

何度も行っていて土地勘もあるし、行くお店も毎回決まっている、という場合でない限りは、観光スポットやアクセス方法、ホテルのロケーションの確認など、調べるべきことは意外と多いものです。特に、空港や駅からの、ホテルへのアクセス方法については事前のリサーチが大切。到着時間によっては、電車ではなくタクシーを使うなど、安全面への配慮も忘れずに心がけましょう。
とにかく、早め早めに計画を立て始めることが大切です!