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被災地への旅行が邪魔というのは嘘
「被災地に旅行に行くなんて邪魔かな…」、「大変な時に遊びに行くのは不謹慎かも…」と旅行先から省いてしまっていませんか?事実、千葉県も台風被害以降、旅行客が激減してしまっています。しかし被災地にいる方にとっては、旅行に来てくれるのはとても嬉しいことなのです。邪魔どころか実はそれは現地の方の励み・復興支援にもなっています。
千葉県の被災地の方の気持ちを知る
被災地の方にとって旅行客が来ないというのは、「今までの日常とは違う」と痛感することになるのです。被災地の観光施設も、旅行客が来ることが一層頑張る励みになり、復興に向けて笑顔も生まれ、更に頑張るパワーにつながっています。
「今までの日常に早く戻りたい」それが被災地の本当の望み。たくさんの旅行客が来てくれることが、実は被災地の方を元気にさせるという素敵な支援のような側面を持っているのです。
意外に感謝される被災地への旅行
千葉県で被害が多かったエリアは、関東では日帰り旅行にも人気で、観光スポットの多いエリアでした。そこにあえて旅行に出かけることが、復興支援につながると思えばどうでしょう?
観光地にとって、被害があった上に観光に来る方まで減ってしまっては、まさに泣きっ面に蜂。これは台風15号で被害の多かった千葉県のみならず、東日本大震災で被害を受けた千葉県旭市や、東北の各地にも言えることです。
復興支援は募金・寄付やボランティアのみではない
復興支援と考えると、ボランティアや募金などが思い浮かぶかもしれません。確かに被害直後はそういったことが直接的な助け・復興支援につながります。
しかしそれだけが支援ではありません。被災地へ旅行に行くことで、現地の方は「忘れられてなかったんだ!」、「見捨てられてなかったんだ!」という気持ちが湧いて安心につながり、復興に向けての元気やパワー、喜びになってゆくのです。
被災地への旅行は被災地を経済的・精神的に潤す
被災地の道の駅で地元の野菜を購入したり、お食事処で地元名物を食べたり、お土産を購入したり。それらすべてが被災地の方に還元されているのです。つまりそれも十分復興や支援に通じるもので、地元の方が感謝する行為の1つ。「寄付」や「募金」とは異なり、被災地の方々に直接還元されるわけです。ご当地のものを旅行にで楽しむことによって、被災地の復興支援にもつながるのであれば、双方が嬉しいという幸せが循環することになります。
千葉県のおすすめの旅行先はここ!
台風の後、実際にブルーシートが屋根にかかった家屋はもちろん多々ある現状ですが、復興にも尽力している千葉県の被災地。台風被害の影響で、行っても楽しめないかも?と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、ボランティアや自衛隊の支援のもと、着実に以前の姿を取り戻しつつあります。
ここでは千葉県のよさを堪能できるおすすめの旅行先・観光スポットをご紹介します。
千葉県のおすすめの旅行先①:鋸山・日本寺
海外の方にも人気の鋸山・日本寺。台風があった当初は倒木も多く、一時閉鎖もしていましたが、現在は復興が進み、楽しめる姿に戻りました。333メートル弱と低山ですが、階段の多い山で、運動にはピッタリです。見どころも豊富で一度行っておいて損はないですよ。近くにある、港で揚がったばかりの鮮魚を堪能できる「漁協直営 鮮魚食堂・ばんや」もおすすめです。
千葉県のおすすめの旅行先②:屛風ヶ浦
東洋のドーバーとも呼ばれる、千葉県の人気観光地です。40メートルから50メートルの高さのある断崖絶壁がなんと、10キロも続きます。自然が織りなす神秘的な空間は圧巻で、見応えも抜群!断崖のふもとには遊歩道が設けられており、散歩もできます。海の景色を楽しみながら、自然の絶景も堪能できるおすすめのスポットです。
千葉県のおすすめの旅行先③:鴨川シーワールド
お子様連れでも、女子旅でもおすすめなのが、鴨川シーワールド。シャチのショーを見られる水族館は日本には2つしかないのですが、そのうちの1つがここ、鴨川シーワールドなんです。シャチだけではなくイルカやアシカのショーもあり、事前に公式ホームページで公開されているタイムスケジュールを確認しておくと効率よく、ショーを楽しむことができますよ。
千葉県のおすすめの旅行先④:鵜原(うばら)理想郷
勝浦市にある鵜原理想郷。大正時代に❝理想郷❞を作るべく別荘地にする計画があったそうです。それにふさわしいも美しい海と、リアス式海岸の景色をご堪能いただけます。鵜原理想郷内には30分から1時間ほどで回れるハイキングコースも整備されているので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。せっかくの勝浦ですので、ご当地ラーメン・勝浦タンタンも食べてみてくださいね。
「鵜原(うばら)理想郷」の詳細はこちら↓
勝浦市|鵜原理想郷
千葉県のおすすめの旅行先⑤:亀岩の洞窟(濃溝の滝)
SNSで話題になった亀岩の洞窟。濃溝の滝として思えていらっしゃる方も多いかもしれません。しかし、この正式名称は「亀岩の洞窟」です。SNSで誤った情報で拡散されてしまったそう。ここで見られる山に不自然にもぽっかり空いた穴、これは千葉県でよく使われる技法「川回し」というもの。山に穴を開けて農業用水として水を引いていたのです。景色がジブリの世界のようと人気になっています。
千葉県のおすすめの旅行先⑥:養老渓谷
秋には紅葉スポットとしても大人気な養老渓谷も、台風でかなりの被害を受けたスポットですが、現在は復興も進み、散策を楽しめる姿に戻っています。養老渓谷は大変広いので、散策には見たいスポットの目星をつけて行くとよいでしょう。一番の絶景スポットの「粟又の滝」はしばらく動きたくなくなってしまうほどの迫力と美しさですよ。
周辺には日帰り入浴可能な温泉もあります。
被災地へ旅行に行って、復興支援をしよう
被災地へ旅行へ行くと復興支援につながる。被災地に遊びに行くなんて…と敬遠していた方も多いかもしれません。現地で楽しんだことへの「ありがとう」を対価で示すということは、とても素敵で健康的な流れを生み出します。
『復興支援』というと大変なことに感じてしまう方でも、これを「ありがとうの循環」だと思うと、『旅行に行くということ自体が復興支援の一部!』とつながってきますよね。気軽な気持ちで被災地の復興に貢献してみましょう!