屋久島旅行で後悔しない!屋久杉以外の穴場観光スポット

屋久島旅行の目的や楽しみ方は人それぞれ

世界自然遺産に登録されている「屋久島」

屋久島は、世界自然遺産にも登録されており、日本人なら一度は行ってみたい観光地ですよね。
屋久島といえば、思い浮かぶのはやはり「屋久杉」ではないでしょうか?

ですが、実は屋久島の観光地って、まだまだたくさんあるんです。

  • カヤックツアー
  • トレッキングツアー
  • シュノーケリング
  • 沢登り
  • ウミガメ観察ツアー
  • 屋久杉クラフト体験 などなど…

そこで今回は、さまざまな魅力あふれる屋久島を、ご紹介します♪

屋久島旅行に必要な費用はどれくらい?

久島への行き方は、空と海から2つのアクセス方法があります。まずはみなさんのお住まいの地域から鹿児島に向かい、そこから鹿児島の離島、屋久島に向かいます。

鹿児島から屋久島への行き方

※料金と時間は、だいたいの目安ですので、詳細は各HPでご確認くださいね。

【飛行機】

  • 時間:30分ほど
  • 片道料金:1万数千円
  • 旅行気分:あっという間に着くので、旅行気分的には△
  • メリット:乗継をうまくすると移動時間が少ないので体が楽。
  • デメリット:運賃が高い。

【高速船】

  • 時間:2時間ほど
  • 片道料金:1万円以内
  • 旅行気分:鹿児島港付近で時間をとればさらに鹿児島に触れられる。旅行気分は〇
  • メリット:1日に6便、出航している、港から繁華街は近い鹿児島グルメも楽しめる。
  • デメリット:スピードが出るのでシートベルト着用が必要。

【フェリー】

  • 時間:4時間ほど
  • 片道料金:5000円ほど
  • 旅行気分:時間のある旅人におすすめ 旅行気分は◎
  • メリット:船の甲板から島が近づいてくるのがわかり旅気分もUP!
  • デメリット:乗船時間が長い!1日1便

屋久島旅行のベストシーズンはいつ?

それぞれの季節に良さがあるので、いつでもベストシーズンですが、屋久島の「どこの山に登るか」によって違ってきます。目的とする場所に合わせて、計画を立ててみることをオススメします!

◎縄文杉や白谷雲水峡は『ほぼ』オールシーズンOK!

屋久島の人気スポットである縄文杉コース。積雪が無ければ、どのシーズンでも基本的にはOKです。季節によって天気や登山者の混雑具合に特徴があります。

【■春(3月〜5月)】

  • 3月はまだ雪が降る可能性があるものの、 4月や5月はちょうど良い季候で縄文杉登山には気持ちの良い季節です。
  • 3月の連休や5月のゴールデンウィークは混み合いますが、それ以外の時期は混雑しすぎることがありません。
  • 時々、春の大雨が降ることがあり、ツアーが中止になることもあります。

【■梅雨(6月〜7月)】

  • 宿泊系のツアーは中止や変更になることが多いです。雨に濡れることを考えて日帰りツアーをオススメします。
  • 梅雨に入ると屋久島は、雨の日が多くなります。
  • 一年の中でも登山者が少ない季節ですので、混雑することなく登れます。

【■夏(8月〜9月)】

梅雨が明けると晴れる日も多くなります。気温が高くなるため、熱中症に注意してください。

  • 夏休みシーズンに入るため、登山者が多くなります。
  • 8月下旬・9月初旬は意外と人が少なめです。
  • 台風が発生・襲来する季節になります。天気予報はこまめにチェックしましょう。

【■秋(10月〜11月)】

  • 気温が下がり、歩きやすくなる季節☆日照時間が短くなるのでヘッドライトは忘れずに。
  • 連休と重なると、縄文杉ルートは混雑しますが、それ以外は比較的空いていますのでお勧めです。
  • 日によって気温が大きく変化します。防寒対策もしっかりとしましょう。

【■冬(12月〜2月)】

  • 冬の1月〜2月は屋久島の山は積雪があることもあります。その場合は中級者向けとなり、装備や技術も必要となってきます。
  • 積雪がなければ快適に登れますが、登山者は少なめです。特に混み合うことはないでしょう。
  • 積雪があっても、暖かい日が続けば1週間で雪が溶けてしまうことも。登れるかはタイミング次第となります。

「太忠岳」や「黒味岳」などの登山なら春や秋がおすすめ

縄文杉や白谷雲水峡より標高の高い山を登山するなら、春や秋が涼しくておすすめのシーズン!

【春(4月〜5月)】

  • 梅雨前の比較的天気の良い季節です。
  • 特に5月中旬からは標高1,300m以上ではヤクシマシャクナゲが咲き、登山ファンで山は賑わいます。
  • 新高塚小屋や高塚小屋、淀川小屋などの山小屋が賑わうのもこの季節!
    (ゴールデンウィーク期間中の山小屋は、定員オーバーで大変混み合います。)

【秋(10月〜11月)】

  • 秋晴れが続く時期にハマれば、屋久島といえども雨に降られずに済むかもしれません。
  • 10月は山小屋も混雑しがちですが・11月になると徐々に減っていきます。

【夏や冬の登山は?】

『夏』は日が長く、登山にもいい季節ですが、黒味岳や宮之浦岳などの森林限界を超える山では、直射日光による暑さが心配です。水分補給をしっかりとすることをおすすめいたします!!

『冬』は積雪の可能性がありますので、気軽には登山ができなくなります。専用の装備をしっかり整えて、中級者以上のレベルが必要でしょう。

屋久島を旅行する際の注意点・ポイントは?

屋久島での必需品

屋久島は雨が多い場所だけに「雨具」は必ず準備していきましょう。

日差しもかなり強いため、「帽子」や自分の肌に合う「日焼け止め」も忘れずに!帽子はちょっとした雨や熱中症対策にも便利で快適、荷物にもならないマストアイテムです。

雨が降った時に貴重品を水浸しから救ってくれる「ジップロック」などもあると便利なアイテムです。

【基本手な持ち物】

  • お金(バス代や環境整備協力金)
  • ペットボトルや水筒
  • 飴やチョコなどちょっと口にできるもの
  • ティッシュorトイレットペーパー
  • ゴミ袋(ビニール袋やジッブロック袋)
  • タオル
  • レインウェア(上下セパレート)
  • ザックカバー(雨用)

登山されるかたへ

初心者向けのコースでも、トレッキングシューズや伸縮性のある長袖長ズボンなど「登山グッズ」は必需品です。すべて買うのはちょっと、という場合は島のレンタルショップでほとんど揃うので安心です。

登山の際は水場がすぐにあるわけではないため、「1リットル以上の水」は準備しましょう。さらに、木を掴んだりすることもあるので「手袋」も忘れずに持参してください。

【これだけは押さえておきたい服装のポイント】

暑ければ汗で蒸れますし、雨なら湿度で蒸れますので、インナーやTシャツは速乾性のあるものにしましょう。長袖長ズボンが基本です。(あるいは山用スパッツなど)

皮膚の露出をさけ、帽子や軍手、雨対策のレインウェア。(上下セパレート。ビニールのカッパは不快指数高いのでNG)時期によってはフリースなどの防寒具があると便利です。

バッグは当然リュックタイプで!

【スニーカーでも大丈夫?】

スニーカーといっても運動靴の部類。ファッションスニーカーは止めておきましょう。

地元民なら靴が汚れても、翌日に影響しませんし、天気にあわせて登山日程も変更できるからいいのですが、旅行者の場合は1日目のトレッキングで靴(スニーカー)が泥まみれになってしまうと、翌日に影響してしまうことも。

また、滑りやすい場所では、スニーカーではグリップ力が弱いため、余計な力が足の負担となったり、滑った時に足首を痛める可能性が高くなりやすいです。

用意できるなら、

  • 防水や足首をホールドしてくれる登山靴があったほうがいい
  • せめてトレッキングシューズがいい
  • なければ運動靴でもいけるけど、リスクがなくもない

というところ。

トレッキングシューズくらいなら、4,000円位からでも購入できます。防水力もある登山靴ともなると、1万円~2万円台ほどになります。

1度のために、お金を出すのは…という方は「レンタル」を利用するのも一つの手ですよ☆

携帯電話はつながる?

山や森の中では携帯電話はほとんど通じません。高台で見通しのいい場所では通話ができることもありますが、なかなかつながりにくいのが現実です。
※公衆電話はヤクスギランド入り口や、バス停荒川三叉路近くにあります。

屋久島内での食事について

屋久島の食事場所はそれほど多くありません。

屋久島空港、宮之浦港、安房港の周辺には、徒歩圏でも、ある程度の飲食店やスーパー、雑貨店がありますが、そこから離れると、1件1件のお店に距離があり、徒歩移動で食事場所へたどり着くのは意外と大変です。

宿泊したホテルの周囲で食べられる場所を探そうとすると、徒歩圏に1件か2件しかないということもあり得ます。夕食時は早く終わってしまうお店もあるので、どこで食事をするかは事前によく調べておいたほうがいいでしょう。

人気のお店はふらっと行くと、いっぱいで入れないこともあるので、事前に予約しておくのが、おすすめですよ!

屋久島内での宿泊について

屋久島内には、高級なスパリゾートや温泉旅館から、リーズナブルな民宿やコテージ、さらに素泊まり宿まで、およそ150の宿泊施設があり、自分の旅スタイルや予算に合わせて選ぶことができます。

豊かな自然に恵まれた屋久島ならではの美しい海や山、それぞれ魅力が存分に感じられる宿泊施設も揃っています。

島で最もにぎわう安房地区や宮之浦地区にはスーパーや食事処、レンタルショップなどもあり、登山口へのアクセスも良いので、山や森を歩くのであれば最適のエリアです。

屋久島でのマナー

屋久島は世界自然遺産の島です!当然ながら観光マナーはしっかり守り、貴重な自然を大切にしましょう。

縄文杉を訪れる際は、テントの設営等による宿泊、火器の使用などは禁止されています。トイレも指定の場所で済ませてくださいね。

また、ウィルソン株では、株に登ったり株を傷つけたりしてはいけません。鹿や猿といった野生動物へのエサやりも禁止となっています。

自分の目的をはっきりさせて、充実した屋久島旅行を!

なかなか身近に見ることができない、大自然を体験できる場所「屋久島」。
縄文杉、白谷雲水峡のトレッキングなら、基本的なことだけわかっていれば初心者でも大丈夫、心配なのは天候だけというのが正直なところではありますが、秋は天候も安定していることが多い季節です。少し紅葉するころの屋久島も素敵ですので、ぜひ一度旅行されてみてくださいね。
屋久島は、1回の観光ではなかなか回り切れないほど、魅力的な場所がたくさんあります。1度と言わず2回、3回と足を運べば、毎回新しい発見もあるでしょう。
普段の観光とはまた違った体験を、ぜひ屋久島で感じてみてはいかがでしょうか?