冒険者になって探索しよう!洞窟のある国内旅行先特集

自然の神秘を肌で感じることが出来る「洞窟」

 

洞窟というと、探検や宝探しなどのアドベンチャー映画などに出てくる事が多いですよね。一歩足を踏み入れれば、そこにはミステリアスな空間が広がっているイメージがありませんか?

そんなワクワクするような世界観に浸れる洞窟ですが、鍾乳洞(しょうにゅうどう)についても少しだけお話ししますね。みなさんは、洞窟と鍾乳洞の違いについてご存知でしょうか。

洞窟と鍾乳洞は何が違うの?

まず、洞窟についてお話ししましょう。洞窟とは、山や岩石にある横穴や縦穴などを意味します。実は鍾乳洞も洞窟に分類されています。では鍾乳洞の場合、何が違うのでしょうか。

鍾乳洞は、石灰岩が徐々に侵食されて出来上がった洞窟なのです。もともとは石灰岩が削られて出来た洞窟なので、外側の周囲も石灰岩の地質です。

また、鍾乳洞でよく見かけるつららのようなものですが、これには石灰岩が溶けた炭酸カルシウムが多く含まれています。鍾乳石(しょうにゅうせき)と呼ばれていて、長い時を経て作り出されたものなのです。

観光洞窟とケイビングの違いとは?

みなさんは「ケイビング」という言葉を聞いた事があるでしょうか。ケイビングとは、整備された洞窟を観光するのとは違い、舗装されていない自然のままの洞窟を探検するアウトドア・アクティビティのことです。

ケイビングは自然のままの洞窟なので、狭い穴を腹ばいになって抜けて行ったり、穴の形によって仰向けや横向きになることもあります。そうは言っても、安全にケイビングを楽しめるようにさまざまなケイビングツアーがあるので、気軽に探検気分を満喫できるでしょう。洞窟の成り立ちや洞窟内に消息する生き物についてもレクチャーしてくれますよ。

国内旅行をする際には、観光目的の洞窟へ行きたいのか、アクティビティを味わうケイビングへ行きたいのか、自分が興味のある方を選ぶと良いでしょう。

日本にも洞窟のあるおすすめスポットがたくさん!

洞窟は国内よりも海外にたくさんあると思ってはいませんか?確かに、世界最大の鍾乳石があることで有名なのは国内ではなく、ブラジルにあるグレータ・レイ・ド・マト洞です。しかし、日本国内にもすばらしい洞窟が存在しています。

そこで今回は、国内旅行をする際に訪れてほしいおすすめの洞窟をご紹介します。旅行プランの行き先に洞窟もプラスして、いつもよりもワクワク感のある国内旅行を楽しみましょう。

洞窟に旅行に行く際の注意点・持ち物は?

観光洞窟の場合

お子さんや年配の方など、誰でも気軽に行けるのが観光で行く洞窟です。国内には天然記念物にも指定されている鍾乳洞などもあり、家族で楽しめるのが魅力です。

さて、服装についてなのですが洞窟によっては夏でも冬でも気温は16度、水温14度という場所があります。このくらいの気温、水温でしたら夏は半そで、半ズボンでも心配はいらないです。しかし、洞窟によっては平均気温が10度のところもあります。出かける前には行きたい鍾乳洞の公式HPをチェックしておくと良いでしょう。基本的に洞窟の中は寒いので、あらかじめ長袖や羽織るものを準備しておけば安心ですよ。

ケイビングの場合

ケイビングツアーで洞窟に行く場合、「ケイビングスーツ」など基本的に必要なものはすべてセットになっているので心配いらないでしょう。

ケイビングスーツの中に着用するのは、動きやすければ何でも良いです。洞窟内は寒くてひんやりしていますが、夏場はTシャツに短パンでも大丈夫ですよ。寒がりなら長袖も用意しましょう。保温性に優れている登山用インナーもおすすめです。シューズは運動靴であれば特に問題はないでしょう。ただ、地底湖がある洞窟の場合にはあまり適してはいません。そのような所ではケイビング専用のゴム長靴が合っています。

手袋は岩や泥から手を保護するために、軍手の上にゴム手袋を重ねると良いでしょう。さらに防水性の腕カバーも付ければ安心ですよ。いずれにしても、自分の行きたいケイビングツアー会社の詳細をしっかりとチェックすることが重要です。

洞窟のある国内旅行先特集

洞窟のある国内旅行先①ガンガラーの谷(沖縄県南城市)

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Misa/MIRinkoN(@mirinkon43)がシェアした投稿

沖縄に旅行に行くのなら、ぜひガンガラ―の谷へ足を運んでみて下さい。ここは数十万年前までは鍾乳洞だったところが崩壊して出来た森です。今もなお古代ロマンが残る洞窟で、森の中へ入るには予約をしてガイドツアーに参加しなければいけません。約1時間30分、専門のガイドさんと一緒に歩くツアーになります。

沖縄特有の珍しい生き物を見ることができたり、暗い洞窟へはランプを持って入ったり、神秘的なパワーを浴びながら楽しい洞窟探検ができますよ。

公式「ガンガラーの谷」 公式サイトはこちら

洞窟のある国内旅行先②龍泉洞(岩手県岩泉町)

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

岩泉・龍泉洞【公式】(@iwaizumi_ryusendo)がシェアした投稿

龍泉洞は日本三大鍾乳洞の1つで、洞内にはコウモリがすんでいて国の天然記念物に指定されています。知られているだけでも総延長は3,600mで、そのうちの700mが公開されています。

8つあるうちの3つの地底湖が公開されていますが、その透明度と美しさには一見の価値があります。また、園地には洞窟の他にも施設が整備されています。お祭りの際には岩泉の産物が並び、郷土芸能の披露と音楽が楽しめますよ。

昭和42年に発見された洞窟をそのまま龍泉新洞科学館として公開しているので、世界でも珍しい自然の科学館を楽しみましょう。岩手県への国内旅行の際にはぜひ訪れてみて下さいね

龍泉洞 公式サイトはこちら

洞窟のある国内旅行先③秋芳洞(山口県美祢市)

秋芳洞は以前は「滝穴」と呼ばれていて、神の住む神聖な場所とされていた為に人々はあまり近づきませんでした。しかし、明治以降になり洞窟の素晴らしい景色が紹介されるようになったのです。

洞窟内にはたくさんの名所があり、「百枚皿」の奇観は巨大なリムストーンプールとして内側に例を見ない美しさがあります。秋芳洞を出た後に、秋吉台をハイキングするのもおすすめですよ。この周辺には秋吉台カルスト展望台もあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

一般社団法人 美祢市観光協会「特別天然記念物 秋芳洞(Akiyoshi-do)」

洞窟のある国内旅行先④龍宮窟(静岡県下田市)

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

たけすえかずき(@426kazuki)がシェアした投稿

龍宮窟は、100万年前の海底火山の火山礫(かざんつぶて)などが推積してできた地層を、波の浸食により作り上げられた神秘的な洞窟です。ここは海辺から見る景色と、上から見るハートの形の景色の2つを見ることができます。感動的な美しさは、まさに自然が作り上げた芸術的なパワースポットと言えるでしょう。

下田に国内旅行に行くのなら、龍宮窟の他にもサンドスキーで有名な田牛(とうじ)海岸へも行ってみて下さい。大きな岩山に砂が積もり、かなり楽しめますよ。

伊豆下田観光協会公式サイト「龍宮窟」

洞窟のある国内旅行先⑤青の洞窟(沖縄県恩納村)

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

NYAO(@nyao355)がシェアした投稿

青の洞窟は海の透明度が高く、ダイバーには絶大な人気があります。そのため、売店、トイレ、更衣室などを備えたシャワー室が完備されていて、コインロッカー、ドライヤーなどを貸し出しています。

ここでの楽しみ方はシュノーケル、ダイビング、シーカヤックなどのマリンアクティビティのほか、散歩やピクニックなど楽しみ方も様々です。沖縄へ青の洞窟目的で国内旅行に行くのなら、混んでない早朝がおすすめです。

洞窟のある国内旅行先⑥沖永良部島(鹿児島県)

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

やぴん #やぴんのおうち(@yaping8667)がシェアした投稿

沖永良部(おきのえらぶ)島には、ケイビング洞窟探検ツアーがあります。驚きとワクワク感を求めるなら、観光で洞窟へ行くよりも初心者でも気軽に楽しめるアクティビティを体験してみてはいかがでしょうか。国内旅行なのに、そこはまるで異空間のような美しさが広がっている世界。泳いだりも潜ってみたり、ガイドさ付きで洞窟を探検してみましょう!

一般社団法人 おきのえらぶ島観光協会「沖永良部島ケイビング協会」

洞窟へ自然を感じに行ってみましょう♪

神秘的な洞窟をご紹介してきました。「行ってみたい」「ちょっと気になる」と思ったら、今度の国内旅行はぜひ自然あふれる洞窟へ出かけてみましょう。行った人にしか分からない洞窟の魅力をぜひ味わってみて下さいね!