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あまりに華美な服装はスリや犯罪のターゲットにされてしまうことも
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楽しみにしていた海外旅行。ちょっと素敵なレストランにも行ってみたい。憧れのあのお店にも寄ってみたい。そのためには、オシャレな服をたくさん用意しなきゃ。こんな風に力を入れてオシャレな服を選んでいるかもしれませんね。
でもちょっと待ってください。日本人のオシャレな服は、思ってもいなかったサインを周囲に送っている可能性もあるのです。最悪の場合、スリや犯罪者のターゲットになるという結果になりかねません。服装選びは慎重に考える必要があるのです。
ついオシャレをしたくなる海外旅行…でも、ちょっと待ってください!
海外でオシャレな服装で歩いているのは日本人、と言われているのをご存知でしょうか?そして「日本人=金持ち、現金を持っている、手荒なことをしてもおとなしい」というイメージがあるのも事実です。そのため、スリや犯罪者には「オシャレな服装で歩いているアジア系の人=日本人=狙いやすいターゲット」という認識がしっかりと根付いています。
ですから海外旅行用にオシャレな服装や華美な服装を用意するのは、ちょっと待って!それを着て行動するのは、海外では危険性がとても高いのです。
もちろん、星付きレストランに行くような場合には、オシャレな服装で行くことが相手への敬意を表します。ただしその時は、必ずホテルからレストランまでタクシーで往復してください。ホテルから徒歩でもいける、とオシャレな服装で歩いたり、地下鉄やバスなどの公共交通機関を使うのは厳禁です。
さらに使うタクシーも、ホテルやレストランの人に頼んで手配してもらってください。彼らは信頼のおけるタクシーを呼んでくれますから、オシャレで華やかな服装でも安心して利用できます。決して流しのタクシーやを使わないようにしましょう。運転手の身元が分からず、犯罪に巻き込まれる可能性が大きいからです。
海外旅行では避けたほうがいい服装とは?
一目で高級ブランドもの、とわかるロゴなどが入った服装や、きらびやかな装飾がついた服装は、スリや犯罪者を呼び寄せてしまうようなもの。やめましょう。
そして露出度が高い服装も、考える必要があります。
リゾート地ではOKですが、それ以外では止めておきましょう。開放的なイメージがある南ヨーロッパでも、地元の女性は意外に露出度を抑えた服装がほとんどなのです。ですから「露出度が高い服装=旅行者、はしゃいでいる、注意力が足りない」という印象を与えてしまい、やはりスリや犯罪のターゲットになりやすいのです。
さらに露出度が高い服装では、観光の途中で教会や寺院を訪れる場合に入場を断られることがあります。教会や寺院はあくまで信仰の場なので、肩がでていてたり、ショートボトムスはダメ、というところも少なくありません。せっかく楽しみにしていた観光ができなかった、という残念な思い出を作らないためにも、行き先によっては露出度が高い服装を避けましょう。
海外旅行に行く際の服装の選び方・ポイント
旅のスタイルから服装を考えましょう
まず自分の旅のスタイルから用意する服装を考えましょう。この場合の旅のスタイルとは、団体旅行でしっかりと添乗員さんがついているものか、それともホテルと航空券だけを予約しているなどの個人旅行か、です。
団体旅行の場合
ほとんどの行程に添乗員さんがついてくれる団体旅行の場合には、スリなどに会う危険度は低めになるでしょう。そこで普段自分がちょっとした国内旅行に来ていくような、着やすくて動きやすい、オシャレ心も少し満たされる程度の服装を中心にしましょう。
個人旅行の場合
個人旅行の場合は、自分の身は自分で守るしかありません。そこでは「いかに現地の人に溶け込めるか」が服装選びの鍵となります。私達は顔立ちと動作で旅行者だとすぐにわかってしまうのも事実。でも服装によっては「もしかして、こっちに住んでいる人(例えば留学生や赴任者、移住者)なのかも」と思わせることができます。するとスリのターゲットにならない確率が上がるのです。
動きやすい黒か紺のフルレングスのパンツ+華美でない色のブラウスかシャツ+朝夕の温度差に備える上着、の3点セットを基本にすることをおすすめします。個人旅行の場合は、足元はたくさん歩いても疲れないスニーカーが中心になるでしょうから、そこから考えてもいいでしょう。
髪型やネイルもシンプルにすることが大切
また意外に目立つのが髪形やネイル。こちらは団体旅行でも個人旅行でも同様にシンプルにすることが大切です。髪形は遠くからでも見えるので、シンプルにしておく方が安全です。ネイルは日本のように手の込んだネイルをしている国の方が少ないうえに「凝ったネイルをしている=お金持ち」というイメージもあります。そのため、ネイルもシンプルにしておく方が安心です。
服装に気を付けて、海外旅行を安全に楽しみましょう
楽しみにしていた海外旅行。犯罪に巻き込まれて悲しい思い出にしたくはありませんよね。服装に気を付けて、遺文自身の身をしっかり守り、安全で楽しい思い出の残る海外旅行にしてくださいね!